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日々の日記
by HSOgolgo
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コーラスの天使
本日ご来店頂いた方とこんな話。

それは「コーラス」

本日のお客様は合唱団に所属しており
コーラスをされておる方です。

最近、自分のでた小学校のコーラス部が
関東甲信大会までいきまして
行かれたお子さんのお父様なども
何名か自分のお客様でおりまして
その大変さを色々聞いていたので
そんな話になりました。

で、コーラスの難しさとは・・の話。

正直、自分はやったことがないので
皆が大きな口をあげて
ハキハキと声をだせば良いのかなぁ
なんて程度に考えてました。

それぞれのパートの音域をしっかりと
音程に合わせて担当できるか否かの問題かと。

しかし、それは大切な事ではあるけど
違うのだそうです。

コーラスで個々に要求される能力とは
「他の人の音程を聞き、合わせること」
だそうです。

コーラスリーダーの声の声量・音程に
全員がいかに合わせられるか。

それはまさに声にシンクロなんだそうで。

これがプロのコーラスグループになると
凄いのだそうで。

J−POP歌手の方々でもグループでの
アカペラで歌い上げる方々がおりますが
ああいう方々は、一発で全員の声をシンクロ
させてしまうのだそうです。

だから、歌番組とかで「即興でこの曲を御願いします」
なんて言われても、綺麗にハモることができるとか。
リーダーの声を基準として聞き、即座に
声量・音程を他のメンバーがシンクロさせているのだとか。

なるほどね・・・
よくママさん合唱団とかで
やたら張り切っているオバさんが
なんかすんごいティノール歌手ばりの高音を
張り上げているのを聞いた時が
あるけど、そういう人は全体の「和」を崩す、
つまりシンクロされていないから不快感を
聞いている人や歌っている他の人にも
与えているのだろうしね。

そこで、さらに面白い話を聞きました。

「練習の時にね、4人で音合わせをするのね。
ド・ミ・ソそして高いドを4人それぞれが担当して
声をシンクロさせる練習なわけ。
これが、完全にシンクロした時に不思議な現象が
おきるんだよねぇ・・それが気持ちいいんだ。」

その不思議な事とは何か?

なんと、それぞれのドミソドの音が
ぴったりとシンクロした時だけ
斜め上の天井付近からある声が聞こえて
くるのだそうです!
それは・・

ドミソのよりも高いミの音をだす女性の声!

そこにいないにも関わらず、
完全にシンクロしたときだけ
ミを担当する女性の声が天井付近から
聞こえてくるのだそうです!

「これがね、コーラスの神髄なんだよ。
1+1が2じゃないのね、4にも5にもなる。
シンクロすると、そこにいないパートの
人の声が別の位置から聞こえてくるんだよ」

だから、プロのコーラスグループの
コーラスを聞くとその迫力に圧倒されるのだとか。

自分も日本武道館でボーイズ2メンのコンサート
にいった事があるけど、どう考えても
メンバーだけでは考えられないような迫力が
そこにあったものなぁ。

ちなみに大晦日に歌うのが恒例になっている
ベートーベンの第九ですけど、100人でやる大合唱
などはシンクロも何も関係なく
大勢の大きな声量の力で聞かせてしまう
ものだそうですよ。

で、第九を大晦日に歌うのは日本だけで
バレンタインのチョコレート的なイベントだとか。

しかし、奥深いぞ!コーラスって凄いなぁ。

学校で、先生が「全員来ているか?」なんて
いわれて「はい!」という返事を完全にシンクロすれば
多少の欠席者がいても、別の位置から返事がきこえて
休んでいるヤツをクラス全員でフォローする・・・

すんません、無理です。(汗)
by HSOgolgo | 2006-11-02 23:59 | 日々の日記
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