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日々の日記
by HSOgolgo
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夢と雇用条件(環境)
本日は半日営業日。

営業終了後はお店の掃除が始まりますが
自分は法務局へ行きました。

今度お店の導入する社会保険において
法人登記簿謄本を頂く為であります。

以前ここはお店を法人化する際に
今は亡き母と来たところであります。

1階はハローワークとなっており
夕方の時間帯でも沢山の人の姿が見かけられます。

そんな中、3Fまで上がり法務局へ。

夢と雇用条件(環境)_b0042248_22325011.jpg


書類を探して、受付の方に確認して
スムーズに謄本を手にする事ができました。

1通につき1000円の手数料には驚きましたが(汗)

お店の顧問を務めてくださっている労務士の方によると
早ければ1週間ほどでスタートができるとの事。

私のお店は色々と求人をだしてはいますが
現実的にはハローワークからのケースが多いです。

そのハローワークでは
社会保険に加入していない所に関しては
これからは受付などをしない方向になりつつ有るとの事。

どちらにしても
希望者が2つのお店を選択した場合
ハローワークの職員の方が奨めるのは
雇用環境の整ったほうであり
社会保険などは大きな意味合いを持つ気がします。

そう考えると
街の求人誌に毎月高いお金を払って
募集を掛けるよりも
はるかに実質的で大きな意味合いがあると思うのです。

一般の業界、法人の中では当たり前の事でしょう。

でも、残念ながら我々の業界はまだなのが現実。

自分のお店も
今回の決断をしたからこそ大きな事を
ここで書いてはいるが
それまでは触れたくも避けていた事実。

Nさんの理美容師の社会保険制度立ち上げの話を
聞かなければここまで考えなかったかもしれない。

自分のなかに決断がだせぬまま
色々な業界の中の諸先輩方にこのお話を聞いてきた。
答えは「今の現状では厳しい」が多い。

他の業種と違い
就職といっても大体が5年ほど
しかも我々理容業界の場合は「跡継ぎ」の人が殆どなので
5年もすれば実家へ、もしくは独立するのが当たり前の業界。

さらにいえば
新しく入店したスタッフが
即戦力になるのはまれなケースであり
お店が望む戦力になるまで個人差はあるものの
その期間はお店にとってはリスクになる。

・・・なんて書いてみて思ったのは
これはやはり経営者の言い訳になってしまってたんですね。

自分が偉そうに言えることではないけど
業界が成熟するには避けては通れない部分だという事。

労働環境という事です。

自分が親元を離れて
お店に住み込みで働き始めたのは18年前の事。

その当時は「お給料はいくらですか?」と聞くと
「何をいってやがんだ?」なんて言葉が返ってきた。

自分が、スタッフとして働いている時は
「仕事を覚える為」と言い聞かせ
くじけそうになった時は親父に言い聞かされ
同じ環境の仲間と笑いの種にした。

その後には給料面などは
急速に改善されていったけど
それと引き替えに失ったものもあるのは事実。

そして、今理容業界は深刻な人材不足。

給与面だけでは企業化されたチェーン店にはかないません。
それに惹かれて「低料金店」に就職する人が多いのも事実。
その先にある現実的未来とは別に。

業界に人を引きつけるものは2つ。

「夢」と「雇用条件(環境)」

まずは自分の店から変えていきたいな。

なんて今日の日記は自分への戒めの内容となりました(汗)
by HSOgolgo | 2006-01-31 23:32 | 日々の日記
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