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日々の日記
by HSOgolgo
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2005/04/02 思い出
段々と春らしくなってきましたね。

今日は営業中にちょっと抜け出して
出かけました。

なんでか?

長女はバレエを習っていて
7月に発表会があるのですが
その前に
地元の公民館で行われる
桜祭りの出し物として
その予行練習をかねて
そこで発表会があるのです。

7月は電車で15分ほどの別の市で
行うので、観に行くのは無理なのですが
今回は自転車で10分ほどのところ(推定)
なので少し店を抜け出させてもらいました。

自分のお客様がいたら辞めよう、と思ってましたが
丁度うまい具合に、カミさん達が出かける時間には
自分のお客様はおらず
弟とスタッフの担当するお客様が
待っている状態。

ちゃーんす!とばかりに着替えて
一足先にお化粧をした長女を乗せて
自転車で出かけたカミさんに続いて
次女と荷物を持って
車で向かいます。

今日は桜祭りでもありますので
公民館の駐車場は満車で
別の駐車場に車を止めて
公民館に到着しました。

人混みの中にはいると
お化粧をして
衣装を着た
長女が、髪の毛を直しておりました。

娘さん2人を同じバレエ教室に通わせている
お客様が、カミさんと一緒に
髪を直してくれております。

そしてその隣には
この日記でも登場する歯医者さんの奥様が、
娘さんの髪の毛を直しておりました。

今日は長女と一緒に踊るみたいです。

そして辺りを見渡すと
お客様の歯医者の先生がおられました。

「あっ!来られましたか?」
「丁度 お客様がきれたので!先生は?」
「私も、さぼって来ました!」

先生もこの時に話しておりましたが
男の自分達にしてみれば
こういう世界(バレエ)を観るなんて
今まで機会が無かったので
楽しみでしたね。

程なくして、前の出し物が終わり
いよいよバレエの組が始まります。

「がんばれよ!」なんて声を掛けましたが
別段 緊張をしているようにもみえず
(緊張してはいるみたいでしたが)
少し安心して
会場に入り、ここからが大変です!

それは・・・・ビデオカメラの場所取り。

すでに殆ど客席は埋まっておりますので
残るは後ろのみ!

なんとか真ん中の位置をキープし
腕を伸ばして撮影開始です。

すぐには、出番は来ないで
2組ほど、上の歳の子達の出し物があり
3組目で、娘が登場します。

カミさんが言うには
練習の時は隣の子を突っついたりして
ふざけてばかりいたみたいですが
なんとか(?)真面目に
踊ってました。

10分くらいだったと思いますが
いやぁ〜大変でした。

ビデオを撮るのは大変ですね。
顔の表情が見づらい位に
離れていたので
ビデオの画面を通して
観ながら撮影をしました。

まぁズームしたり色々とやりましたが
隣にいた奥様が、旦那様と口げんかを
始めました。

12時丁度に来る約束の旦那様が
12時15分頃にきたので
「なんで約束通りに来ないのよ!「
「だってしょうがないじゃん!」
「まったくもう!」

なんて喧嘩しております・・・・

・・・・この会話も絶対にビデオに
録音されているなぁ・・・なんて考えながら
撮影しておりました(笑)

程なくして始まった長女の出し物は
終わって、自分は廊下にいるカミさんのところへ
向かいます。

いつもお世話になっている
ベビーシッターの方が
長女と仲良しの男の子を連れて
観にきてくれてました。

この男の子と長女は結婚すると
すでに断言してますので(汗)
引き上げてきた長女も
この子の姿をみて嬉しそうでした。

自分はここで挨拶をし
カメラを渡して、
カミさんの乗ってきた自転車で
帰宅します。

さぁここからが大変!

推定10分と書きましたが
帰りは殆どが上り坂です(大汗)

ひーひー言いながら
お店に戻ると
自分の担当するお客様が
丁度来店されたところで
良いタイミングで帰ってこられました。

用意してお店にでてくるのに10分ほど
お待たせをしたので
事情を説明すると、その方の娘さんも
バレエをやられていて
先日 発表会にいかれたとの事。

高校生になる娘さんの発表会に
やはりビデオを持参して行かれたとか。

でも、こんな事を話されておりました。

「録画したビデオなんて後で観るかと言えば
殆ど観ないのだけど、子供に
俺はオマエの頑張った姿を観にみたよ!っていう
思い出に残してやりたいのです。」

そうだよなぁ・・・なんて思いました。

まえにラグさんが
子供の運動会をお店を休んで観に行った時の
話をされていて、自分も掲示板に色々と書き込みました。

いまでこそプラプラしてますが(汗)
自分は何があってもお店は空けませんでした。

自分は親が亡くなる前でも
営業中はよほどの事がない限り
見舞いには行きませんでした。

無論 カミさんや、弟夫婦がそのぶん
見舞いに行ってくれたりしたのもあるのですが
自分のその時できる事は
自分の体よりも、店の事を心配している両親の姿をみて
どんな事があっても自分は店にいて
やり抜く事が一番の孝行だと言い聞かせていたからです。

だから親父が亡くなった時も
お店は親父が亡くなった日しか休まなかったし
母親の時も火葬場の都合で
間の2日間しか休みませんでした。

自分は店にいる事が、責務と感じたからです。

でも、自分の子供の事となると
考えさせられます。

自分もいまだに思い出のなかに
小学校での運動会の両親の姿、
そしてお昼に校庭で一緒に食べたお弁当。

中学の時には
「恥ずかしいから来なくていいよ!」と
追い返しましたが、やはりお店を抜け出して
スタッフの人と2人で学校にきてくれた親父。

その時は考えもしなかったけど
お店を抜け出して、休んで来てくれていたのですよね。

先ほどのお客様の言葉でハッと思いました。

「俺をオマエの頑張っている姿を観にきたんだぞ!」

これは、やはり大切な事だと思うのです。

自分が親になり
自分の娘の姿をお店を抜け出して、出かける。
その時に
自分が子供の時の両親の行動を理解し
いま、世代を超えて
その事の意味がわかり
改めて感謝をしているわけです。

今まで、保育園の行事の殆どは
日曜日だった事もあり
何度かあった運動会などは
自分は行きませんでした。

弟は「行ってくればいいじゃん!」と
言ってくれますが
「俺はいいよ」
と言って気にはしてましたが
行きませんでした。

殆ど後でカミさんに聞くと
カミさんの両親が来てくれたりするので
それに甘えてしまって
運動会どころではないみたいなのですがね。

でも、これから
色々な行事があり、そこで色々と
自分は考えると思います。

自分の人生も一度きり。
その中で関わる子供の人生も一度きり。

お客様も大切ですが、
「思い出」も大切にしたいですね。
by HSOgolgo | 2005-04-04 05:21 | 日々の日記
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